本来のターゲットではないユーザーを取り込むコラボレーションPR

ここ数年コラボレーション企画をよく目にするようになりましたね〜、よく目にするということはPR効果が大きいからですか?
そうだね〜…、双方の世間的な知名度にもよるけれど、効果はおおきかな〜。
コンビニエンスストアーはコラボ商品の宝庫だし、変わったものでは、キャラクターや動物を市町村の特別住民として認め特別住民票を 発行している地域もあるね〜。近年で一番PRが成功している例は、女性誌の付録かな。付録のブランドアイテム欲しさに女性が雑誌を買う、 手に入れた付録を街へ持ち歩き勝手にブランドと雑誌のPRを行ってくれる。
本来雑誌がターゲットとするユーザーではなく、別のジャンルユーザーも雑誌を購読する形になり、今では雑誌の売り上げが付録で決まる と言われるほどの時代。
PRポテト
なるほど〜!!確かに身の周りにはコラボ・タイアップの商品って多く存在しますね。
コンビニのカップラーメンなんて、有名店○○のカップラーメンだったり、映画やキャラクターの 期間限定商品、有名シェフ監修・・・などと言った物で溢れていますね!!  いや〜知らぬ間にたくさんのPRされた商品に触れていました。
さらに、話題性が強ければ「コラボレーションし商品販売を行います」とプレスリリースを配信しただけでメディアが取上げてくれる可能性 もあるし、発表会を開けばそれなりにメディアが取材に来てくれる事が多いのだよ。

注目度を上げる+新規ユーザーの取り込みを考えたPR方法

コラボレーションPR図

 双方の得意な領域を共有できるだけでなく、A・Bの範囲に属さない周りのユーザーへも関心を促す効果があります。 さらに、まったくの他分野(a〜d)から注目される材料となり、新規ユーザーの獲得にもつながりますが、 コラボレーションPRは大きく分けると2種類存在し、それぞれに特徴と注意点があります。
1)同業または近しい業種 : 同業会内の活性化による相乗効果が考えられるが、カニバリーゼーションが懸念される。
2)他業種と異色の事業展開 : 新規ユーザーの獲得、話題性に期待は出来るが、ユーザー色の変化が激しい。

コラボレーションPRは効果が大きく見込めるけれど、もろ刃の剣になりやすいから、パートナーとのバランスをよく考えて計画することが大切になる。
企業/団体自体の信用や信頼性を崩してしまう可能性がついて回るということですね。
その通り!企業/団体のファンになってくれているユーザーが、他の企業が加わる事によって嫌悪感を感じる事や、 よく思わない企業/団体もあるから、その点はシッカリとリサーチしておかないと危険だね。